小6の子供がオルソケラトロジーを始めました

オルソケラトロジー
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2022年ですね。
そろそろ一年の1/12が終わりそうですが…(;’∀’)
今年はもう少したくさんの方にお役にたてる情報を発信していければと思っておりますが、
気負いすぎず、自分自身が楽しんで更新していこうと思います。

本日は目線を変えて、子供がオルソケラトロジーを始めたことを書こうと思います。

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オルソケラトロジーとは?

そもそもオルソケラトロジーをご存知ですか?
私はここ一年くらいの間に知りました。
簡単に説明すると、夜間就寝中に専用のコンタクトレンズを装着することで角膜の形状を矯正し、日中は裸眼で過ごせるようになるという治療です。
裸眼でスポーツをしたい方や、レーシックやICLなどの手術に抵抗がある方などが受けるようです。
2009年に厚生労働省の承認を受け(原則20歳以上)徐々に広まっていったようですが、2017年12月に適応対象年齢の制限がなくなり治療を受ける子供(未成年者)が増えているようです。

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眼鏡をかけるORかけない。で近視は進行するか?

娘は現在小6ですが、小5の秋に
学校で受けた視力検査では問題ありませんでした。
(両目ともA1.0以上)
その半年後(2021年春)
左目A(1.0以上)
右目B(0.9~0.7)になり、
さらに半年後2021年秋、
左目A(1.0以上)
右目D(0.3未満)になりました(><)
コロナ渦でゲームやタブレットをしている時間が著しく増えたことが一番の原因だと思います。
何度も口酸っぱく
「休憩をしなさい。」
「ほかの事をする時間を増やしなさい。」
と言っても緊急事態宣言が出ている中で外出できるわけでもなく、悩ましい日々でした。
また学校でもタブレット学習の時間が増え、自分のスマホを持つようになり、IT機器を長時間使うのが当たり前の生活になっていきました。
両親ともに近眼なので、遺伝的にも目が悪くなるのは必然だったのかもしれません。

小6(2021年)春の視力検査の後、眼科に行くと、まだ眼鏡をかけなくてもよいとのことでした。
秋の視力検査(右目が0.3未満)の後は、さすがに眼鏡を作るべく眼科に行こうと誘いましたが、本人は絶対に眼鏡はかけたくない&眼科にも行かない!とのこと。
どう説得しても本人の意思は揺るぎませんでした…

私の眼科検診の際、娘の事を相談すると、
本人が眼鏡をかけたくないといっている以上、作っても使わず無駄になるだけ。
眼鏡をかけるorかけないで近視進行に影響があるわけではない。
学校の授業などで不便が出てきて、眼鏡またはコンタクトの必要性を感じる時が来るので、その時に来院して下さい。」とのことでした。
私は視力矯正をしないことで近視が進むのではないかと心配していたので、その点では安心しました。
しかしそれは【視力が悪くなるまで待つ】という意味で、その前にどうにか手を打ちたいとも思いました。

娘はいわゆるガチャ目なので、見えるほうの左目で物を見てしまい、普段の生活は大まか困っていない様子です。
ただ左右交互にウィンクしながら遠くを見比べる動作が増えてきたので、だいぶ右目が見えてないのかな?!とも感じていました。

そこで、娘の眼鏡をかけたくない!という願いを叶えるべく、オルソケラトロジーの話をしたところ乗り気になりました。
(以前話したときは消極的でした。)
私自身、中学生から眼鏡をかけ始め、高校一年生からハードコンタクトレンズ生活です。
スポーツするときの不便さ、目にゴミが入った時の痛さ、ずれた時の煩わしさ、ケアの面倒さ、見た目等々、眼鏡やコンタクトをしていて良かったことは何一つありません。
そのデメリットを度々娘にも話していたので、今が本人のタイミングと合致したんでしょうね…
コンタクトを装着するのは本人なので、親の意思だけではどうにもなりません
都会の眼科に行かないと受けられない治療だと思っていたのですが、意外にも車で10分くらいの眼科で受けられることもわかりました。

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眼科へ(初診・検査)

善は急げ!!と12月の終わりに眼科に行き検査をすると適用OKとの事。
早速始めたかったのですが、年末年始のお休みがあり、1週間後の検診ができないので、年明けから始めましょう。という事になりました。

眼科へ(2回目・トライアル開始)

2022年1月初旬から一週間トライアルを始めました。
子供の場合、親がレンズを管理することが多いようで、眼科でレンズの出し入れ、手入れの仕方を親子で練習しました。
自分のコンタクトなら鏡を見なくても簡単に入れられるのですが、子供は怖くて目を閉じようとするのでなかなか入りません
しかも普通のハードコンタクトレンズより大きめで若干弾力があります。
つぶろうとする娘のまぶたをなんとかめくり上げ、2回ほど入れる練習をしました。
そのうち一度は、なんとコンタクトを落としてしまい(;’∀’)
私も娘も眼科のスタッフさんも凍りついたように足を静止し、目を皿のようにして探し、床に落ちているコンタクトを娘が発見するというハプニングもありました。
取り出すのもなかなか大変でした。
自分のコンタクトであれば目じりを少し引っ張ればすぐに取れますが、他人の目に入っているコンタクトはスポイトで吸引して取り外します。
どのぐらいの圧で押し付けたらいいのか難しく、またこの時も娘が目をつぶろうとしてくる上、コンタクトが瞳より大きいのでまぶたの淵に引っかかり、なかなかうまく取り外すことができません
二回の練習ノルマは何とかこなしましたが、自宅で上手にできるか不安でした…

自宅でのお試し期間

その夜から自宅での1週間お試し期間が始まりました。
まずは装着。母の出番です。
やはり娘が目を閉じようとして瞼が邪魔ですが、そこを何とか押し広げて2~3回のトライで無事装着することが出来ました。
眼科での練習時もそうでしたが、娘はコンタクトを入れるとだいぶ痛みを感じるようです。
自宅でも入れた後しばらくは目が開けられず、10分くらいなじませる時間が必要です。
その後はすぐ寝室に行き、痛がることもなくいつも通り眠ることが出来ました。

翌朝、起きてすぐ外します。
専用スポイトで瞳の上のコンタクトを吸着しようとしますが、やはり圧力が難しく、うまく吸着できません。
何度かチャレンジして吸着できても、レンズが外れずスポイトだけが取れてしまいます。
スポイトをレンズに吸着出来たら、下の方に向けて外すと取りやすいと眼科で教えてもらいましたが、なかなか難しいです(;_;)
それでも6~7回行って何とか外すことが出来ました。
専用の洗浄剤手のひらの上で指でくるくるとこすり洗いをし、専用の保存液に夜まで浸します。

コンタクトを外すと…
何という事でしょう~!!!!
右目も左目(1.2)と同じように見える!とのこと。
一日で視力回復です。
驚きです。
しかし、夕方には少し視力が落ちてきたようで、朝ほどは見えなくなっていたようです。

二日目の夜、二日目の朝も何とか着脱をしました。
二日目の朝も、もちろん視力は回復し、夜になっても昨日ほど視力が落ちていないようでした。
その後次回の診察までの一週間、試行錯誤しながら着脱をし、娘も日に日にコンタクト装着後のなじませ時間が短くなっていきました。
途中で新学期が始まったのですが、黒板の字がとても見えやすくなったと言っていました。
やはり、かなり見えていなかったのではないかと想像できます。
しかし3~4日経つと、今度は手元が見えにくく感じるという事でした。
具体的にはスマホの画面が見えにくいらしく、ノートを書くときなどは問題ないようです。

眼科へ(3回目・一週間トライアル後)

着脱は何とかできそうなので、見え方の報告をしました。
遠くはよく見え、一週間装着すると夜まで視力は落ちない事。
手元(スマホ)の文字が見えにくい事。

すると再度視力検査等をし、一段階矯正力を下げるレンズのトライアルをしてみましょう。
とのことでした。
今後2~3年はそのレンズを使用することになります。
娘にしっかり合ったものを選びたいので、また一週間のお試しをしてみることにしました。

初診から3回目受診までにかかった費用

初回(眼の検査) 
500円
通院している眼科ではオルソケラトロジー対象の検査というわけではなく、
保険適用の検査でした。

2回目(オルソ装用体験) 24,750円
(内訳 管理費11,000円 レンズ代内金13,750円)

3回目(1週間トライアル後レンズの交換) 
0円

※娘が通院している眼科では、装用を継続しない場合、レンズ代の内金は全額返却されるそうです。

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