私は個人投資家歴15年以上になります。
銀行預金以外の初めての投資は外貨預金でした。
その後、投資信託(日経225、独立系ファンド、BRICS、オプション取引系を含むファンドなど)や日本の個別株、今では米国株ファンド、米国個別株にも投資するようになりました。
15年以上の投資人生の中で、もちろん失敗することもありました。
投資の「と」の字も知らないパート主婦が、15年以上相場に居続けられた理由やメンタルの持ち方を、今後少しづつ綴っていきたいと思います。
本日はその最初の最初です。
複利と単利の違い
子供の頃はお年玉をもらうと、
使う分を少し残し、ほとんどを郵便局に
預けていました。
なぜ郵便局かというと、当時母から、
郵便局の定額貯金に預けておくと、
ほかの銀行より金利が高いし、
半年解約しなければ複利で増えていくと聞いたからです。
(母が預けていたころは利率が3~5%付いていたようです)
子供の貯金額などたかが知れてますが、それでも1.5%くらいは利息が付いていたような記憶があります。
この時に母から単利と複利の違いを聞きました。
単利は元々預けたお金(例えば100万円)に利息が付きます。
金利3%とすると1年後は1,030,000円、2年後は1,060,000円です。
どれほど長く預けていても1年間に増える金額は30,000円です。
しかし複利は、元々預けたお金と利息で増えたお金も併せて利息が増えていきます。
先の例の100万円を考えると、1年後は同じ1,030,000円ですが、2年後は1,060,900円になり、900円のプラスが生まれます。
30年後には単利だと1,900,000円。複利だと2,427,262円。
その差527,262円です。
元金と経過年数は全く同じです。
なのに単利と複利、預け方の違いだけでこれほど差が生まれるとは・・・
絶対複利のほうがお得じゃん!
と小学生ながらに思いました(笑)
モノの価格と自分にとっての価値
学生の間は郵便局に預け、銀行員になってからは社内預金?のような制度があり、
市中の金利よりかなり高い利率で預けることが出来ていました。
その後OLを辞め、歯科衛生士学校に通うことになり、お金を蓄える→使うフェーズになりました。
4年間社会人生活で貯めたお金で学費を払い、通学定期を買い、アルバイトはしていましたが、貯められる状態ではなかったので、何とか今あるものを減らさないように生活していました。
銀行員の頃はデパートで洋服を買っていたのが、学生になってからは
デパートで目利きをしてから、
パルコで買うみたいな(笑)
OLの頃は、いいものを長く着よう~と思って買い物していたのですが、
先立つものがなくなると頭を使いますね。
よ~く探すと…半額で似たり寄ったりのものが買えるじゃん!(素材ではなくブランドタグの差💦)
このころの経験で、モノの価格と自分にとっての価値を考える力が今までより増した気がします。
初めての貯蓄から投資へ
歯科衛生士として働くようになって、また少しづつ貯蓄できるようになり、
その後結婚をして、しばらくは共働きでした。
とりあえず、夫のお給料で生活して
私のお給料分は貯蓄しようと。
当時の普通預金の金利が0.001%、
定期預金でも0.05%程度
1万円を一年間預けても普通預金で10円、
定期預金でも500円しか増えない…Σ(・□・;)
「貯蓄から投資へ」という言葉は聞いたことがあるなぁ。
でも投資って何か怖いし、もしかしたらお金が減るかもしれないんでしょ?!
正直それは絶対嫌!
個人向け国債って最近耳にするけど、
どうなんだろう?
なんとな~く株よりは安心なイメージ???
どれもよくわからなかったので、近くの銀行の窓口に聞きに行きました。
まずは安全そうなイメージの個人向け国債の話を聞くと…
一般的に金利が上がると債券価格は下がります。
債券価格も変動するので、売るタイミングによっては元本割れする可能性があります。
と説明されました。
???
ちょっと何言ってるか分からない
ほとんど理解できませんでした(><)
分かったのは、
元本割れする可能性があること。
大してお金も増えなさそうということ。
(ある程度の期間置いておけば元本割れする可能性はないのですが、
それにしても大して増えないのは当たってました)
大して増えないのに、減る可能性があるのは嫌だな~と思いました。
当時は円高で、海外旅行に行くとブランド品が安く買える~と言われていたので、
「外貨預金」というのも気になる。それも聞いてみました。
毎月積み立てて外貨を購入できること
円安に傾いた時に外貨を円に換えるとプラスが出る可能性があること
海外旅行に行くときは外貨で引き出すことも出来ること
それらの選択肢とタイミングを自分で決められること
おっ!なんかいいかも~
マイナスになる時は円に換えなきゃいいし、
ずっと円高だったらその時は海外旅行で使えばいいし。
個人向け国債より自分に合ってるかな~
くらいの気持ちで始めることにしました。
実際の外貨預金の成績
当時の通帳を引っ張りだしてみたのですが、
2004年5月に@111.08で1万円分(90.03ドル)購入しています。
その後2005年9月まで自動振替で毎月1万円分(計17万円)の買い付けをしていました。
どうやらメモによると平均単価は109.23ドルだったようです。
そして外貨預金の利息も毎月つきました。
初月は0.01ドルと記載があります。
つまり約1円(笑)
約一年半、外貨預金を続けた結果…
私の17万円は178,413円になりました。
1万円銀行に預けても一年で10円~500円しか利息が付かないのに、毎月コツコツ1万円。
合計17万円の外貨を買っていたら、一年半で8413円も増えた~!
(ややこしいので税金は含めていません)
しかも外貨預金の金利もいつの間にか
月1.25ドルに(125倍だ~!)
すごい!!!!!
お金の置き場所を自分で考え、移動させたことで生まれた約8,000円の利益。
労働や元本保証の預金とは違う手段で得た初めてのお金。
8,000円あれば夫と二人で一回外食に行けます。
そこから私の中で「貯蓄から投資へ」の流れが生まれました。
その後初めての本格投資。
日経平均株価連動型の投資信託を購入することになります。
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