乳がん 異型乳管過形成(ADH)と診断された後の各種検査、入院準備

乳がん
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こんにちは。かえなです。

針生検の結果、異型乳管過形成(ADH)という診断が下りました。
これは前がん病変、がんになる手前ということらしいです。
そのため、手術して切除生検が必要になりました。

私にとっては人生初めての手術。しかも全身麻酔下とのこと。
入院期間は3泊4日です。

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術前検査

手術のために私が受けた検査は次の通りです。

  • 採血
  • 採尿
  • 安静時心電図
    →(後日)心エコー
  • 肺のエックス線検査
  • MRI検査
  • 呼吸機能検査

自宅から病院まで片道一時間くらいかかるので、何度も通院するのは時間効率が悪いのと、
子供が夏休み中は避けたかったので、以上の検査をすべて一日で受けられるようにしてもらいました。
検査日は9月1日です。

採血、採尿、心電図、エックス線検査は、通常健康診断で受けているの感じとほぼ同じでした。

呼吸器検査も『管がつながったマウスピースを口にくわえて、息を吸う、吐くを繰り返し、思いっきり吸い込んで一気に全部吐き切る』という検査を何回か行います。
この検査も想定範囲内でした。

MRI検査は想像と少し違ったので、書いておこうと思います。

以前、片頭痛がひどくて受けた時のMRI検査は、仰向けでただ横になっているだけでした。
今回は造影剤を入れるため点滴をしながら、しかもうつ伏せでした。
まず穴が2つ空いた、両胸が入るくらいの台の上に寝ます。
顔はまっすぐでなければいけないのか、マッサージ店でうつ伏せ寝になるときに使うような、ドーナツ枕に支柱が付いた台に顔を乗せ、その姿勢で30分くらい静止したままです。

だんだん顔にかかる重力が辛くなり、汗で台と顔が張り付いてくるので動きたくなるのですが、
撮影が上手くいかず「がんの範囲が特定できない」なんて事態になると本末転倒なので、極力動かず、ひたすら耐えました。

以前受けたMRI検査の時に、想像以上に音が大きかったので、検査時は持参した耳栓を着用させてもらいました。
3年前に突発性難聴になり、右耳はほぼ聴力を失っているので、左まで聞こえなくなってしまうと日常生活がかなり困難になります。
なので普段から左耳になるべく負荷をかけないように意識しています。
(難しいことも多いですが…)
ヘッドホンで防音はしてもらえますが、工事現場のような騒音が長く続くので、MRI検査を受けられる方は、ぜひ耳栓持参をお勧めします(^^)

6つすべての検査時間は、4時間半~5時間くらいでした。

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検査の結果・麻酔科外来

一週間後に担当医から検査結果の説明がありました。同時に

薬剤師さんとの入院前お薬外来(服用している薬の確認)
麻酔科外来
入院前の事務的な説明

の予約が入っていました。

全身麻酔は歯科衛生士の実習で手術に立ち会ったことがあり、さっきまで普通にお話していた方がたった3秒で眠りに落ちる場面が衝撃的だったのを覚えています。
出来れば自分はやりたくないな…と思っていましたが、こうなった以上仕方ありません(T_T)

麻酔科の診察室に入ると、男性の先生でしたが、穏やかそうな雰囲気で少し安心しました。
麻酔の説明&同意書を一緒に確認し、まれに起こる可能性がある合併症や副作用についてわかりやすく説明して下さいました。
例えば、気管挿管(口または鼻から気管の中にチューブを通す)を行う際、歯が折れたり、欠けることがある。とか、悪性高熱症、術中覚醒、術後せん妄、肺塞栓症、意識障害、脳血管障害などが起こるなどです。
分からないことはその都度質問しながら、その場で説明に対する納得、同意をしました。

最後に担当医の診察だったのですが、心電図検査で房室接合部調律という小さな異常が見つかりました。
先生によると、明らかな異常ではないものの、心臓のリズムが通常と違うそうで、手術を受ける前に心エコーが必要とのことでした。

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PCR検査・心エコー

新型コロナウィルス蔓延中の為、入院二日前にPCR検査を受けに来院しなくてはならなかったので、同日に心エコーの予約を入れていただきました。

入院準備

検査結果の日に入院についての事務手続きや持ち物の説明も受けました。
入院時に必要なものとして、
履物、洗面用具、下着、着替え、食事用のスプーンや箸、コップなど
それと大事なのは、加入している健康保険組合で
限度額適用認定証を発行してもらうことです。

ご存知の方も多いと思いますが簡単に説明すると…
公的な健康保険には高額療養費制度というものがあります。
収入によりますが、一か月に支払う保険診療の自己負担額に上限があり、万が一医療費がそれ以上になった場合は自己負担分は支払わなくいいというありがた~い制度です。
(あくまで保険診療の範囲内であり、自費診療は適用外です)
以前は窓口で一旦支払ってから返戻されていたのですが、限度額適用認定証があれば負担額以上になったら窓口支払い分はなくなります。

投資家目線でいうと高額の医療費をカード払いにしてポイントを貯めるという手もあるかと思いますが、一度決済されて手持ち資金が減るということを考えると、その分投資に回せたはずなのに…となり機会損失だったという見方もできます。これは考え方の問題ですね(^^))

とりあえず、私はなるべく自己負担額を抑えようと夫に限度額適用認定証を発行してもらえるようお願いしました。

それと入院とは別に手術で必要なものとして、バスタオル(2枚)、洗面タオル(2枚)、ティッシュペーパー(一箱)、吸い飲みを指定されました。
吸い飲みってご存知ですか?
横になった姿勢でもお水が飲める、急須みたいな形をした介護用品。⇩コレです。

楽天市場さんより画像をお借りしました

ストロー付きコップや、ストロー付ペットボトルの蓋等ではなく、必ず吸い飲みを用意して下さい!と看護師さんから念を押されて言われました。
病院内のコンビニにも置いてあるとのことで見に行くと、プラスチック製の吸い飲みが400円弱で販売されていました。
使うか使わないかもわからないものに、400円か…ちょっと高いなあ。
と思い、在庫も豊富にあったので、まずは買わずに他を探してみようと思いました。

こういう時は100均の出番です!
近所のセリア、キャンドゥ、ダイソーを回り、ダイソーだけが取り扱っていました
お高いものは抗菌や煮沸消毒ができるなど、それ相当の価値はあると思いますが、私の場合は長期で使用するわけではないので100均で十分です。
セリア、キャンドゥは以前は置いていたそうですが、私が探した時点では取り扱っていないとの事でした。
もしこれから探される方がいたら、まずは大きめ店舗のダイソーを覗いてみてください♪

あとは前開きのパジャマです。
私は前開きパジャマは持っていないので、術後に着る分のみレンタルしました。
手術に必要なものの中に入っていたバスタオルとは別にシャワー用のタオルやバスタオルも必要です。
荷物が増えるのと洗濯も面倒だったので、手術当日以外の2日分をレンタルしました。

旅行カバンに必要なものを準備していると、まるで旅に出るかのような錯覚に陥りますが、今回は入院&手術です(><)

残念な気持ちを抱えつつ、手術前の検査&準備を無事に終え、入院日を迎えます。

コメント

  1. なおみ より:

    今まさにこの状態で入院前にいろいろと知れてありがたいです。

    • dh-kaena より:

      なおみさん
      大変な中、コメント下さり本当にありがとうございます。
      「今まさにこの状態」なんですね😥
      このブログが、少しでもなおみさんの参考にして頂けているのであれば、私の励みにもなります。
      この時から約一年半が経ちました。私は毎日元気です。
      なおみさんもきっと大丈夫!
      病に負けず頑張ってください。応援しています‼

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