乳がん 異型乳管過形成(ADH)診断後の切除生検 (入院&しこり摘出手術)その2

乳がん
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こんにちは。かえなです。
前回の記事では異型乳管過形成(ADH)と診断され、切除生検手術を受けるため入院し、手術当日までを書きました。
今日は手術翌日の朝から退院までを綴ります。

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手術翌日

昨日の手術が終わったであろう午後4時過ぎから、ずっと寝ては起きてを繰り返しているので、朝5時半にはもうすっかり目が覚めていました。
しかし起き上がる事はおろか、寝返りもままならない状態なので、覚醒しつつベッドで横になっていると6時の起床時間になりました。

看護師さんがバイタルチェックに来てくれ、問題ありませんでした。

そして点滴と、脚に装着している血栓を防ぐための加圧の機械を外してくれました
点滴がないだけでも気分的に少し楽です。

ですが…
まだあの子が…
「尿カテーテル」くんが入ったままなので、ベッドから動くことはできません(T_T)

8時になり朝食が届きました。
一日以上ぶりの食事です。
思ったほどお腹は空いていませんでしたが、後で空腹になるのも嫌だし、基本的に食事を残せないタイプなので完食しました。

もう胸の痛みは感じなかったので、食後に痛み止めは飲みませんでした。

食後またまた暇なので、昨夜の米国株の相場をチェックし、以前から目を付けていた日本株の買い注文を出しました( ゚∀゚)

そうこうしているうちに看護師さんが尿カテーテルを抜きに来てくれました。

まず看護師さんと病棟内を歩く練習をします。

一日近く寝たきりだったので、すぐに動き出すと転倒などの原因になるそうです。
問題なく歩けたので、ベッドに戻りました。

尿カテーテルは、風船みたいなものが膀胱に入っているらしく、初めにその部分に溜まっている尿をシリンジで抜き、その後すぐに管が抜かれました
抜く時に少しだけ痛みがありました。

晴れて体に繋がれていた管が全て外れ、とても清々しい気分でした\(^o^)/

その後株価をチェックすると、買い注文を出していた株が約定していました。
吉と出るか凶と出るか…こればかりは未来の事なのでわかりません(笑)

午後からはシャワーの予約をしていました。

初めて傷口を直視しました。
術前のマーカー通り4~5㎝ほどの傷があり、赤くミミズ腫れのように盛り上がっていました。

乳房のボリュームも反対側に比べると薄く(?)なっていましたが、思ったような凹み方ではありませんでした。

想像では、局所的にぼっこり凹むのかなぁと想像していたのですが、切除した部分が全体的に平らになっている感じです。

術前の説明で主治医の先生が乳腺を寄せるとおっしゃっていたので、胸の形を見ると、なんとなくその言葉が理解できました。

傷口は糸で縫った上に医療用アロンアルファのようなものが付いているようです。
そのせいか、髪の毛を洗う為に腕を上げる時や傷口にお湯が流れるときなども、針生検の直後より安心感があります

腕を動かしても違和感が少ないです。
しかし直接傷口を触るのは怖いので、お湯で流す程度にしました。

午後は主治医や担当医、看護師さんが度々傷口や様子を見に来てくれました。
退院指導も受けました。
私の場合は乳房部分切除なので、注意点は以下の通りでした。

毎日(入浴時など)腫れや痛み、熱感がないか、膿みが出ていないかチェックする

2週間は入浴禁止(シャワーはOK)

・整体、ストレッチ、運動なども2週間は控える。(その後は様子を見ながら再開Ok)

・重い荷物を持つ、上に腕を伸ばすような動作はなるべく手術をしていない側の腕を使う

その後は、入院用に持ち込んだ本を読んで過ごしました。
ちなみに読んだ本は「夢をかなえるゾウ」です。
テレビドラマにもなっているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、お恥ずかしながら私は題名を聞いたことがあるくらいでした。
最初は暇つぶし程度で読み始めたのですが、どんどん引き込まれて読了しました。
途中にいろんな偉人の話が出てきて、その一つ一つも面白いのですが
特に最後のガネーシャの言葉

成功だけが人生じゃないし、
理想の自分をあきらめるのも人生じゃない。
たくさん笑って、

バカみたいに泣いて、
死ぬほど幸福な日も、
笑えるくらい不幸な日も
世界を閉じたくなるようなつらい日も、

涙が出るような美しい景色も、
全部全部人間が味わえるために神様が創った世界。
その世界を心ゆくまで楽しんで…

というような内容の言葉がありました。

ここ数か月、「ガンの疑い」と言われてから感情の振れ幅が激しかったせいか
妙に腑に落ちるというか、
納得感があるというか。
良いことも悪いことも、
挑戦も失敗も、
いろいろな感情も、
全部人生の肥やしなんだなぁ。。。と実感しました。

入院していなければこの本を読む機会もなかったのかな…と思うと、なんだか出会うべくして出会ったような…
私がこの本を手に取るタイミングだったのかもしれません。

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退院日

昨日はお昼過ぎから少し傷が痛むような気がして、昼食後、夕食後は痛み止めを服用したのですが、
今朝からは痛みもあまり感じなかったので、痛み止めは飲みませんでした。

たまたま退院日が回診の日で、
以前テレビで観た「白い巨塔」の総回診のようなものをイメージしていたのですが、コロナ渦なので乳腺外科部長と担当医のお二人のみでした。

外科部長から「傷口はきれいですね。組織はよく検査しておきますからね~。」と言われ、プーさんのような雰囲気の先生にも、ほっこりしました。

朝9時半、病室の忘れ物チェックと腕のリストバンドを切ってもらい、無事会計を終え退院しました。

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