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こんにちは。
歯科衛生士×主婦投資家×転勤族妻のかえなです。
前回、毎年受診している健康診断の乳がん検診で、
カテゴリー4(要精密検査)
となった経緯をブログに書きました。
今日はがんセンターを受診し、
その後について書きます。
初診受付
昨日作成してもらった紹介状と
マンモグラフィー画像のCD-Rを持ち、7/21にがんセンターに向かいました。
私の住んでいる都道府県の中でも、官公庁が立ち並ぶ都会の病院で、
思っていたより大病院という印象と、想像よりも混み合っていました。
がんセンターというからには
がん患者さん、もしくはその可能性がある方が通っているはず。
がん、もしくはその疑いのある人ってこんなにいるんだ!(驚)というのが、病院に第一歩を踏み入れた時の感想です。
初診受付をし、いくつかのご案内やパンフレットをもらって乳腺外科に向かいました。
担当医の先生は診察が遅れていて、すでに1時間待ちでした。
先ほどもらったパンフレットに目を通しました。
その中の一冊…
お、重い。。。
表紙の題名が重すぎる…
もちろん中身はもっと重かったです(爆)
泣きたくなるような質問がたくさん並んでました。
でもこれが、今の私の現状なんだと思いました。
乳がん精密検査の種類
昨日までに調べた
「乳がん 精密検査」で検索した内容を思い出しました。
一般的には
マンモグラフィー、
超音波検査(エコー)
細胞診
針生検のようです。
簡単に説明すると…
マンモグラフィーは
「乳房エックス線検査」といい、
胸をプラスチックの板で挟み、
放射線を当てます。
主に小さいしこりや石灰化を見つけるのに適している検査です。
超音波検査(エコー)は乳房に
超音波を当てて画像に映し出すことで、
乳房内の小さな腫瘤(塊、しこりのこと)の有無や大きさが分かります。
細胞診は、麻酔をせず注射針位の太さの長い針を刺して細胞をとる検査です。
針生検は、局所麻酔をし、ボールペンの芯くらいの太さの針を刺し組織を取る検査
だそうです。
細胞診より針生検の方が採取できる組織の量が多く精度は高いようです。
精密検査の事を調べている時や、診察を待っている間までは、
二回痛い思いをし、結果待ちの期間が延びるくらいなら
初めから針生検をやってもらった方がいいな…
なんて考えていました。
診察
結局、二時間待ちで順番が来ました。
私は健康診断で受けたマンモグラフィーの画像を持参していたので
出来れば再度の被ばくは避けたいな…と思いつつ、診察室へ入りました。
女医さんであることはお名前から想像がついていたのですが、
同世代くらいの、小柄で穏やかそうな先生が座っていました。
(勝手なイメージですが、外科の先生はもっとゴリゴリ系?というか
ガツガツ?系というか…エネルギッシュな方を想像していたので…
ドクターXの大門先生のような(笑))
ご挨拶すると、すぐに持参したマンモの画像をチェックし、
健康診断で言われたように
「ここに石灰化がありますね。」と説明してくれました。
歯科でも読影はするので、白っぽく塊になっているところは
私が見てもすぐにわかります。
そしてすぐ隣のベットに横になるよう促され、
超音波検査をしました。
少し診察してまた椅子に戻り、
すぐさま
「針生検した方がいいですね。」
とのことでした。
私の心の中は
あんな少しの時間しかエコーをしてないのに、即針生検??
しかも、いきなりの針生検一択~?!
続けて、エコーの画像を示しながら、
「境界が、悪性っぽい形をしている。」と…
雰囲気は優しく穏やかなのですが、内容が恐ろしく怖すぎる。
私はくじ運はないし、
結婚式の二次会のビンゴでも一回も景品が当たった事はないけれど、
人生を左右するような運とか、人との出会い運とかは持っている方だと思っていました。
なので、健康診断の結果を受け取った後、怖い気持ちはもちろんありましたが、
30-50%でがんの確率ならば、
50-70%の確率でがんではない。ということ。
がんじゃない確率の方が高いよね?!
じゃあ、きっと私はがんではない!と心の中で思っていました。
それなのに…今、目の前の専門医から、がんっぽい形をしていると~~~~!!!
なんということでしょう…
一気に私の中でがんの確率の不安感がアップした瞬間でした。
しかし、気を取り直し、とっとと針生検でもなんでもしてもらおうと。
すると、たまたまその日の午後枠に針生検の時間があり、なんと今日は空きがあるとのこと。
(これはラッキーというべきなのか…?)
夏休みに入っていたので、子供は家で一人お留守番でした。
私の帰りが予定より遅くなるより、早くなる方が子供に不安感を与えずに済むかな。と考え、
(11時の予約だったので可能性は低いだろうけど…)
「大きな病院だから待ち時間が長くて、夕方ごろになっちゃうかも。」と伝えていました。
なので時間的余裕もありました。
即答で、その日にお願いしました。
同意書
すぐに、体重測定と血液検査をすることになりました。
終了して指示通り乳腺外科の前で待っていると、看護師さんから
針生検の説明を受け、
同意書を記入しました。
その場では言葉で説明を受けて、ここにサインしてくださいね~と言われ名前を書きましたが、
家に帰って同意書を読み返してみると、起こる可能性は少ないとは思いますが、
結構怖い事が書いてありました。
例えば…
出血性ショックとか
気胸や臓器損傷
生検による悪性細胞の播種
(悪性の細胞がばらまかれること)
予期せぬ重篤な合併症など
言葉だけで見ると恐ろしい、でも起こる可能性が0ではないから、そのように書いてあるはず。
家に帰ってから読んだときは、どれも起きなくて良かったなぁと思いました。
検査までの間、少しだけ時間が空いたので、軽く昼食を食べ、子供に電話しました。
なるべく明るく
「検査して帰るから、やっぱり帰りが夕方くらいになるね~」と。
子供は、「わかったよー」とのことでした。
少し前までは、30分でさえ一人でお留守番できなかったのに…と思いつつ
あっという間に子供は成長していくな~と改めて感じていました。
いよいよ針生検
指定された時間になり、診察室の前で待っているとすぐに名前を呼ばれました。
上半身裸になり、診察ベッドに横たわりました。
先ほどの担当医とは違う、
若い男女の先生と看護師さんが数人いました。
思ったより人が多くて驚きましたが、すぐに局所麻酔が始まりました。
採血するときなども針を見ることが出来ないのタイプで、
ずっと天井を見つめていました。
が、「麻酔しますね~。」の声の後、ズブッとググッと針を刺される痛みの感覚がありました。
麻酔の効き具合のチェックをするのですが、針のようなものでつつかれる度に痛くて、
その後数回麻酔を足しました。
普通の注射よりやっぱり痛いので、ちらっと見たら、結構大きなシリンジが見えたので、
それに合わせて針も太いんだろうな…と想像しました。
何度目かのチェックの後、痛みを感じなくなったので、いよいよ針生検です。
すると先生が「ちょっと大きな音がしますね~。」とおっしゃり、急に
バチバチバチバチーと本当に大きな音がしました。
思わず「こわいぃー(>_<)」と声に出てしまいました。
しかし先生はおかまいなしに、
またまたズブッッと針を刺し、かなり奥の方へ針を押し込まれてる感覚があります。
この時、痛みはありませんでした。
エコーを見ながらの穿刺だったので、目標点に到達したのか、
バチバチバチバチーが鳴り響き、その後針を抜かれる感覚がありました。
終わった…と思いきや、
同じことを3回繰り返します。
ちなみに同じ穴から刺してくれるそうです。
3回目はエラー音が鳴り、うまくいかなかったのかと思いましたが、
組織は十分量採れたという事で、終了になりました。
針生検 直後の痛み…
その後、細い絆創膏みたいなテープを三枚張られ、
その上から手のひら位の大きさのガーゼを数枚当て、
弾性さらしみたいなもので、息が苦しいくらいにグルグル巻きにされました。
麻酔後、検査中は全くと言っていいほど痛み感じなかったのですが、
洋服を着ている時から若干違和感を感じ始めていました。
当日に針生検までするとは思っていなかったので、
かぶりのTシャツを着てきてしまい失敗でした。
胸の傷を考えると腕を動かしたり伸ばしたりするのが怖いし、服も着にくかったです。
針生検をする方は、ぜひ前開き&上下セパレートの服で受診することをお勧めします。
担当医の「境界が、がんっぽい」という言葉と針生検の怖さと、さっき電話した子供の声と…
いろいろなことが頭に浮かんできて、着替えながら涙が出そうになりましたが、何とかこらえ、
先生と看護師さんにお礼のご挨拶をして診察室を出ました。
すると、先ほどの胸の違和感は
さらに強くなっていました。
歩くと胸にズンズン響く感じ。。。
お会計が終わり再び歩き出すと、もう呼吸するだけで痛みがあり、
一歩歩くたびに胸に痛みが伝わります。
鎮痛剤の処方箋が出ていたので、門前の薬局に駆け込み、すぐに処方してもらいました。
待合室で痛み止めを飲み、
とりあえず安心したので、
少し休ませてもらってから、
電車で自宅に向かいました。
長い長い初診日と針生検が終わり、次回の受診日は8/4(2週間後)です。
この二週間が、一番心のバランスをとるのが難しかったように思います。
次回は針生検後「がん」という言葉の重み&心の変化について書きたいなと思っています。
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