こんにちは。
歯科衛生士×主婦投資家×転勤族妻のかえなです。
少しづつ暖かい日が増えて過ごしやすくなってきましたが、花粉で鼻と目がやられております😣
コロナ対策でのマスク着用は自己判断となりましたが、まだまだマスク&サングラス+紫外線対策の帽子スタイルということで、私の怪しい恰好は続きそうです💦
過去の記事でご紹介した通り、歯を失う二大原因は虫歯と歯周病で84%を占めています。
本日はその一つである虫歯の原因について書こうと思います。
といっても虫歯は本当に奥が深く、原因や進行、予防法など、とても一記事では書ききれないので
私も読んでくださる方も嫌にならない程度に(笑)少しづつ更新していこうと思います。
なるべく専門用語を使わず、使う場合はわかりやすい解説をいれて書こうと思いますので、
お茶でも飲みながらのんびり読んで頂ければ~と思います😊
虫歯は感染症!なるべく箸やスプーンの共有は避けよう
虫歯はごく簡単に説明すると…
お口の中の細菌(虫歯菌)が歯にくっつき、増えて、歯を溶かし、時間をかけて歯に穴を空ける病気です。
(簡単に言えてないかな…😅)
これを図で表さすと↓になります。
当たり前ですが、歯がなければ虫歯になりません。
しかし、産まれてから半年くらい経つと通常歯は生えてきますので、これを無くすことはできませんね。
では虫歯菌はどうでしょう?
生まれたての赤ちゃんのお口に虫歯菌はいません。
どこからやってくるのでしょうか?
実は周りの保育者(両親や祖父母など主にお世話を担当する人など)から感染することで、虫歯菌が住み着くと言われています。
妊娠中に受ける母親学級などでも虫歯菌の母子感染を習うことが多いので、最近のママさんは知ってる方が多く、スプーンや箸の共有は避けてる方が多い印象です。
しかし祖父母世代は、そういう認識が少ない方も多く、自分の使った箸でそのまま赤ちゃんのお口に「あ~ん」と食べ物を食べさせる方もいらっしゃるので、出来れば周りの方にも周知できると理想ですね。
パパや義理両親へは「専門家の意見です!」と伝えて、協力してもらおう
ただ…
自分の両親には言えても、義理両親やおじやおばなど親戚にはなかなか伝えにくいことも私自身が経験済みです😥
直球で伝えると「あなたの口は汚いので、同じ箸やスプーンで食べたものを与えないでください。」というニュアンスになりかねません😣
誰か特定の人の口が汚いというわけではなく、赤ちゃん以外の大人は(兄弟姉妹も含め)多かれ少なかれ、虫歯菌に感染している可能性が高いです。
なので
「母親学級で習ったんですが…」とか
「歯医者さんで周りの方に周知してください!と言われまして…」等々
あくまで専門家の意見です。というスタンスで伝えると角が立ちにくいかもしれません。
特に1歳7か月~2歳7か月(臼歯(奥歯)が生えてくる時期)が、
虫歯菌が一番歯に定着しやすい時期なります。
逆にいえば、この時期に虫歯菌の感染を抑えられたら、
虫歯になりにくい子にしてあげることができるわけです😄
妊婦歯科検診を受けて、ママも赤ちゃんもピカピカな歯を目指そう
妊娠し母子手帳をもらうと、住んでいる自治体の助成で、無料で妊婦歯科検診が受けられます。
これを活用し、ぜひ出産前からお口の中の細菌を少なくする習慣をつけて頂きたいです。
(もちろん、ママだけじゃなく、パパもじぃじもばぁばも意識してくれたら素晴らしい‼)
産後一年くらいは、想像を絶する怒涛のような日々を過ごすことになります😱
妊娠中に、デンタルフロスの使い方や磨き残しやすい場所(個人によって異なります)を理解しておくと、今後のママ自身のお口の健康にもつながります。
妊婦歯科検診で歯科医師や歯科衛生士に自分自身のリスク部位(磨き残しが多いところや、虫歯・歯周病になりやすい部分)を積極的に聞いてみてください。
私は、妊婦さんが来院されると感染の話をさせてもらいますが、(妊婦さんに限らず)患者さんからいろいろな質問をもらうと超絶嬉しいです!
きっと歯科衛生士は、同じように思う方が多いと思いますので、ジャンジャン質問してくださいね~
虫歯や歯周病になりたくない!と思うすべての人に使ってほしいデンタルフロス。
いろいろなメーカーから発売されていますが、私が10年以上使っているおすすめフロスはコレ!
384本の糸をより合わせて作られており、他のフロスより歯茎当たりが優しいです。
唾液で糸がふわっと膨らむので、口の中のばい菌がごっそり取れます。
もちろんフロアフロスに限らず、ドラッグストアでも似たような感じのものが発売されています。
お値段的にはクリニカのフロスの方が比較的お安いので、試しやすいかもしれません。
周りの保育者が虫歯菌をコントロールし、なるべく感染を避けてあげることはお金のかからない赤ちゃんへの素敵なプレゼントだと、私は思います☆
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